Firefox
Firefoxが米独で勢力拡大。日本はIEびいき? - ITmedia NEWS
かなり前から Mozilla or Firefox を使っているけど、デザインが崩れたり、JavaScript が動かなかったりするケースはちらほら見る。それがまた、大手のサイトだったりする。
DELL のサイトでカスタマイズの画面へ行くと、ご丁寧に「 弊社オンラインストアは、Internet Explorer4.0以上、Netscape4.6以上でのみご使用いただけます。」と表示される。今時、IE の 4 や Netscape 4.x を使っている方が珍しいと思うが、Firefox でアクセスすると、このように断られる。
ところが、本家米国のサイトにだと、問題なくカスタマイズの画面へたどり着ける。実際、日本語のサイトでも「User Agent Switcher」(Wo die Liebe dich findet - September 2018)で IE のふりをすれば、とりあえず見積の計算などは正しく出来ている。
IE 4 や Netscape 4.x をサポートする方が、Firefox をサポートするより技術的に難しいのに、こういったサイトを見つけると、単にサイトを作る側の「不勉強」としか言いようが無い。
エンジニアの質の低下、などと一言で斬ってしまうのは簡単だが、思うのは「ツールに頼った開発」が横行している感じがする。アプリケーションの開発でも、IDE(統合開発環境)がなければ作れない人が多かったり、こういったサイトの構築でも、ツールが吐き出したスクリプトがどうなっているかなんて、気にもしたことが無い人が担っているのが現実かな、と。
以前、何かの記事で、学生に Excel を使って集計をする課題を出したら、「その計算をする関数が無いからできません」と答えた、というのを読んだことがある。無論、関数が用意されていなければ式を書けば良いだけのことだが、「用意されていなければ出来ないと同じ」というのが、ソフト開発やサイト構築でもまかり通っているような気が...