そこじゃないんだけどなぁ...

はてなブックマーク - 日本以外みな軍拡 Arms Race in Asia (Except in Japan) JBpress(日本ビジネスプレス)

私が、

きっと単に軍事費予算の伸び率しかみてないんだろうなぁ、と思ったらやっぱり。せめて GDB 比の伸び率とか見ないと。ま、それでも日本以外みな軍拡かもしれないけど、ちょっと雑な数字だなぁ。

と書いたことに、id:yingze さんから

物価上昇に伴う人件費の伸び以外では、兵器の価格は特殊なものを除いて大体国際価格なわけです。なので予算の増加はそのまま「軍事力」の増加なのです。中国がよく言う「装備の近代化」ってやつです。

と指摘を受けた。

う〜ん、そこじゃないんだよなぁ、自分が感じたことは。

日本以外の軍事力がどうなってるかは、個人的には特に興味は無いんです。その辺の話はちゃんと勉強している訳でもないし、さして興味がない。

私が思ったのは、「日本以外みな軍拡」の論拠としてあげている数字として、単純に軍事予算の伸び率を示していることが、「雑だなぁ」と。

経済成長があれば、当然使える軍事予算の金額は大きくなるし、その金額で装備を近代化することは、取り立てて「軍拡」と呼ぶほどのことか、と思うんです。単に経済規模に合わせて軍事予算が増えただけかもしれない。GDP が 2 倍になっている時に軍事費が 2 倍になっても、それは普通のことで、GDP が 2 倍になってもに軍事費が 1.5 倍だったら、軍事費を抑えているなぁ、って感じがする。もし GDP が半分になっても、軍事費に変化がなかったら、かなり無理して軍事力を維持しようとしている、という感じになる。

元記事の数字を見ると、確かにロシアの増加率は目を見張るものはあるし、この 10 年で韓国の GDP が 2 倍なったとは思わないので、結論が大きく変わることは無いと思う。でも、根拠の数字として挙げるなら、もっと適切な数字があるだろう、ということです。

なので、私のはてブに「統計」というタグが付いているのです。